NPO法人「女子中高生理工系キャリアパスプロジェクト」の3つの事業

多様な科学技術に触れる機会を提供する教育事業

女子中高生に、科学や技術の魅力を直接伝える機会を提供します。本法人では、毎年8月に2泊3日の合宿研修「女子中高生夏の学校(夏学)」を実施しています。この夏学では、全国各地の応募者から選ばれた約100名の中高生、この活動を企画・運営するそれぞれ約30名の実行委員と女子大学生アシスタント、これに加えて200名を越える理工系学協会、団体、企業から派遣されたスタッフが一堂に会します。夏学に参加した中高生は、研究者・技術者・大学生との交流を通じて、多様な理工系キャリアパスに触れることができます。また、本法人では、現在この夏学の地方展開を積極的に進めています。

理工系キャリアパスに関する情報を提供する人材育成事業

女子中高生が、大学生から社会人へと将来にわたる自分自身の理工系キャリアパスを考え、そのイメージを明確にすることを支援します。夏学は2005年以降14年間渡って毎年開催されており、その運営には本法人の前身団体を含め、多くの女性研究者・技術者・大学生が関わってきました。中高生にとって良きロールモデルとなる女性研究者・技術者のキャリアパスは、リケジョブへGO!(リンクはこちら)にまとめられ、Web上で広く公開されています。

理工系女性人材育成に関心のある団体間の情報交流事業

本法人の活動をご支援くださる個人・団体の皆様の情報交流の場を提供します。学校や企業単位で理工系女性人材育成に取り組んでいる事例は近年増加しつつありますが、地域、年齢、それぞれの立場を越えた公益事業として、理工系女性人材育成に積極的に取り組んでいる事例はまだそれほど多くありません。こうした背景の元、本法人では「女子の理工系キャリア教育を進めたい」「女子の理工系キャリア教育を支援したい」という学校、団体や企業の声に真摯に向き合い、これまでの夏学運営の実績を生かして、様々な情報交換を行っています。