NPO法人「女子中高生理工系キャリアパスプロジェクト」のミッション

ミッション

理工系への進学や分野選択で悩んでいる女子中高生に、研究者や技術者が幅広い分野の科学や技術の魅力を伝え、その交流を通じて、女子中高生が具体的に自らの理工系キャリアパスを描くことができるよう、支援することをミッションとします。

NPO法人「女子中高生理工系キャリアパスプロジェクト」の事業活動に関する基本方針(2022年5月)

この度、本法人では我々が掲げるミッションを達成するため、以下の基本方針を制定いたしました。今後、本法人ではこの基本方針に則って、全国の女子中高生の理工系への進学とキャリアパス形成を支援してまいります。

本法人は、活動全般について次の基本方針を宣言し、これに則り活動します。

  1. 本法人は、日本国内の法令や規則に基づいて設置され、これを遵守し活動します。
  2. 本法人は、性別、年齢、国籍、人種、民族、文化、宗教、障がい、性的少数者であることなどを理由とするいかなる差別もせず、これらの相違を個性として尊重します。
  3. 本法人は、いかなる宗教教育その他いかなる宗教活動も行いません。
  4. 本法人は、事業全体のバランスと多様性を考慮し、特定の団体や企業等との連携に偏らない運営を行います。

(2022年度第3回理事会にて制定)

NPO法人「女子中高生理工系キャリアパスプロジェクト」のSDGs宣言(2022年5月)

本法人は国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」に賛同し、持続可能な社会の実現に向けた積極的な取り組みを行ってまいります。

(1)教育におけるジェンダー格差の解消
(2)女性の能力強化促進、ジェンダー平等の促進
(3)効果的な公的・官民・市民社会のパートナーシップの奨励

本法人は、SDGsの4, 5および17の開発目標に基づき、具体的には上記の3つのターゲットを目指し、グローバルな視点で多様な学協会や企業等の組織と連携してまいります。

40以上の学協会や企業の協力を得て、毎年全国規模で「女子中高生夏の学校〜科学・技術・人との出会い〜」の研修プログラムを展開し、これを通じて、女子中高生が「科学や技術にふれ」、その世界で生き生きと活躍する女性たちと「つながり」、科学や技術に関心のある仲間や先輩とともに「将来を考える」機会を提供します。

背景となる日本の現状について

日本の大学における理工系分野の女子学生比率は、理学部で28%、工学部では16%(2020年学校基本統計)であり、OECD加盟38カ国中最下位となっています。この原因には、理工系分野の学問の面白さやこの分野で働くことの魅力が女子学生に伝わり切れておらず、またアンコンシャスバイアスの影響もあると指摘され、女子中高生自身や保護者・教員の理解も不足しています。