理工系女性人材育成に関心のある団体間の情報交流事業
学校や企業単位で理工系女性人材育成に取り組んでいる事例は近年増加しつつありますが、地域、年齢、それぞれの立場を越えた公益事業として、理工系女性人材育成に積極的に取り組んでいる事例はまだそれほど多くありません。こうした背景の下、本法人では「女子の理工系キャリア教育の支援をしたい」「理工系女性のキャリア育成の現状を知りたい」というみなさまの声に応え、これまでの「女子中高生夏の学校」の運営の実績を生かして、様々な情報交換を行う場を提供したいと考えております。
<2023年6月9日開催 「女子の理系進路選択:ステレオタイプを超える」>
山形大学河野銀子先生を迎え「女子の理系進路選択:ステレオタイプを超える」をテーマに企業交流会を実施しました。参加人数は全体で10名と小規模ながら、河野先生の豊富なデータを使った資料で最新の状況を知り、文部科学省の動画を視聴しながら小グループでの意見交換など、密度の濃い時間となりました。
報告記事はこちらをご覧ください。
<2022年12月23日開催 「理工系女性の就職後のキャリア形成」>
国立女性教育会館の島研究員から「初期キャリア期における理系女性の実態と課題:新入社員の追跡調査から」と題して、新入社員を5年にわたり追跡調査した、丁寧なアンケート結果をご報告いただきました。20名を超える参加申し込みをいただき、用意した質問時間に、参加者の質問やコメントが途切れることなく続きました。
報告記事はこちらをご覧ください。
<2022年6月24日開催 「ジェンダード・イノベーションズ」>
今回は、科学や技術にジェンダーの視点を取り入れ、今後の技術革新を目指す「ジェンダード・イノベーションズ」について、グループディスカッションも交えオンラインで学びながら情報交換を行いました。
14団体の参加をいただき、講師の佐々木成江氏(お茶の水女子大学ジェンダード・イノベーション研究所 特任教授)のご講演は特に好評でした。
<2021年12月10日開催 第1回>
初めて開催したオンライン企業交流会には、18団体の参加をいただきました。
当日は、理工系女性のキャリア育成の課題やアプローチ、女子小学生向け企画の紹介など、3社から話題提供後、
①次世代教育
②女子学生の採用 新卒・インターンシップ・中途採用
③キャリア育成・キャリアアップ
④社内でのダイバーシティの取組
⑤自治体との連携、企業間連携
の5つのテーマに分かれて意見を交換しました。
参加者の方からは、他社の状況を知るなかなかない貴重な機会だったとの声をいただきました。