【報告】2025年第2回交流会「理工系女性のキャリア育成」

本法人では、活動の3つの柱の一つとして、活動をご支援くださる個人・団体の皆様の情報交流の場を提供しています。本年第2回目となる交流会を2025年12月7日(日)19時より、オンラインで実施し、12名の参加者がありました。

「採用から始まる組織改革 ― “女性は現場が難しい”という思い込みを越えて ―」(株式会社木内計測 木内章人様)、 「女子高校生の文理選択を起点としたキャリア形成支援― Management by Belief(MBB)理論を応用した内発的動機と納得感の育成に関する研究―」(株式会社山本山 執行役員 管理本部長 木村博美様から多摩大学MBAプログラムでのご研究)の話題提供をいただき、その後グループディスカッションを行いました。

参加者の方からは
・木内様のお話は、女性採用を開始されて積極的に意見を取り入れようと試みをされ、社員の働くモチベーションが上がっているというメリットがあったというお話が印象的でした。入社された方がこれからベテラン層に成長し、会社がどのように変わっていったかなど続きの話をまたお聞かせいただけますと幸いです。
木村様のお話は情報量が多く、時間の関係で今回概要をお聞きしましたがインタビューから得られた傾向や分析など掘り下げた内容を伺えればと思いました。
・幅広い方々との交流は世界が広がるので気づきが多いです。
・今回初めて参加させていただき、たいへん充実した時間、新たな視点と学びを得ることができました。学部・学科、職種、企業規模など、詳細な領域ごとに男女差を解消してパリテ(50:50)を目指す取り組みの必要性を強く感じました。今後の活動に役立てていきたいと思います。ありがとうございました。
などの声が寄せられました。

今後も年に2回程度、こうした交流会を継続予定です。
話題提供いただける方も募集しておりますので、お気軽にお声がけください。

木村様のご研究について 
(2025年9月6日、寺島実郎氏が学長を務める多摩大学大学院経営情報学研究科(MBAプログラム)を修了。優秀論文賞を受賞)
<要旨>
本研究は、女子高校生の文理選択を「キャリア自律の出発点」と捉え、構造的課題と心理的要因を統合的に検討したものである。ジェンダーバイアスや情報格差により、女子生徒は内発的動機や納得感をもって進路を選びにくい現状がある。そこで本研究では、Management by Belief(MBB)理論を教育的に応用し、「思い」の言語化と内面の可視化を通じた意思決定支援の可能性を探った。教育者・専門家・社会人女性への質的調査を通じて、自己理解・価値観の明確化・選択肢検討力・意思決定力という4つの基礎力の育成が、女子の自律的キャリア形成に不可欠であることを明らかにした。